From danger world ー 危ない世界で ー

おそらくここ50年は論議されるであろう食品添加物や人体への有害物質の値。これらは基本的に隠蔽される。気がついて声をあげる人間は場所をわきまえなければ、ほぼ間違いなく白眼視されることだろう。
世界経済は無知による死を陰ながら推奨している。米国などでは高価な薬や医療が製薬会社や保険会社によってたいへん有効な投資アイテムとして生命格差を助長している。しかし、それについては金銭利益による手放しがたい”幸せ”を享受する少数の特権者がいる限り、全ての警告や訴えは共産主義や新興宗教の狂信者などとして糾弾され霧散することになるだろう。

病や死が逆説的に救いを商品化する世界では、それを助長する原理は悪とはならない。

これでも言っていることが難しいといわれてしまうのだろうか。正義の天界と悪の地獄として二元的に世界を分かつ宗教的価値観はその教義において世界を救うことに失敗をし続けている。なぜなら、その根本に非常に排他的な選民原理がはたらいているからであるにもかかわらず、自らが正義であるということを決して疑ったりしてはならないと思い込んでいるからだ。

病巣は意外に深く根強いものだと、どれだけ理解されるだろうか。
日本人として恥ずかしながら、世界の中で相当に時代遅れかつゴミのような教育環境は改善されないまま、選挙権が18歳以上に引き下げられた。
今すぐ効果は得られないまでも、いずれ高校卒業と選挙投票はセットで語られる日がくるでしょう。これは政府が完全に国民を馬鹿にし、未成年をオタマジャクシ以下であると舐めきった結果の法律的幸運です。この幸運を如何に生かしきることができるか、それはそれぞれの家庭、僕ら若い世代の意識と行動次第であるということは間違いないだろう。

官と民が完全に乖離した、くそったれのニセ国民国家。

そこからスタートを切る他ないから、日本人は世界の舞台において四面楚歌に強いのだろう。反面、だからこそ明治維新このかた日本の官僚はいつも慌てている。自分たちの管理下にあるはずのゴミ共が何故か世界の舞台で評価されたりしてしまうからだ。
欧米の白人主義は現在でも全く変わることなく有色人種を侮蔑している。パーセンテージではなく、それはまぎれもない事実だ。黄色い肌と扁平な顔面を持ってしまった以上、我々は醜い招かれざる客であるということを、不都合な真実として自認しておかなければならない。

しかし、だからといってどうということはない。
ガンジーが言ったように、私がやることに意味はないがやらねばならないし、それは誰のためでもない、私が政治や社会に変えられないようにするためにやらねばならないというだけのことだから。

いつもの原理。やるべきことをやる。ただ、それだけ。