1月に、日頃からお世話になっているタグボートに「
特集 橋本仁「彫刻と絵画の融合が持つ可能性を追い求める」
橋本仁は東京藝術大学の修了作品展にて東京都知事賞を受賞し、鉄で鍛造された作品は上野恩賜公園に設置されました。大学院に進学後も安宅賞を受賞するなど、その活躍にはめざましいものがあります。
2016年の第11回TAGBOAT AWARDでは、木彫の作品が300名以上の応募者の中から見事にグランプリを獲得しました。
副賞で台湾のコマーシャルギャラリーで展覧会を開催し、その際に彼の曾祖父が台湾に疎開していた歴史から、橋本は自らのルーツを探す旅を始めることになります。
2017年6月に台北のG.Galleryで展覧会の開催と同時期に、タグボートの主催イベント「Indepedent台北」でもグランプリを獲得。
作品は彼のルーツとなる台北での古い家族写真をベースにした木彫りの作品で、圧倒的な技術力を持ちながらもコンセプチュアルな作品は他を圧倒し、台湾のコレクターが橋本の展示作品を全て購入するほど高い評価を得ました。
近年、ニューヨークなど海外でも精力的に作品を発表し、表現を変化させながら着実に進化していく橋本作品の魅力をご紹介します。