闇の中でのMEMORY CODE

連続・反復性に制約された行為により、ある純然たる現象が生まれる。
その現象を媒介し、私の時間を蓄積させる。一つ一つの現象が意味や表象性を持ってはならない。

そこには瞬発的で即物的な時間がコピーされるのみである。私はこれらの行為によって自己を解放し、他者はそこに自身を見出だしうる。

正確にいえば「モノ」は作品ではない。行為を蓄積すると必然的に「モノ」になる。
それが第三者からは「作品」に見えるのだ。

暗闇でのアプローチについて

※会期中は照明を落として展示していました。

MEMORY CODEシリーズとして制作した作品だが、存在・記憶・時間・蓄積をモチーフに多量の視覚情報で構成された作品を敢えてその情報を隠して提示することにより、在るけど無い無いけど在るという、いわば「幽玄」を表現した。

幽玄といえば視覚的なものと捉えられがちだが、「見えない」ものを触覚から「見える」に転じ立体から脳内に概念としての幽玄を生じさせる 『目の前に在るモノの価値は疑わしい』 それを提示せずにはいられなかった。


Size (mm) 縦3000×横5000×高さ3000